鯨のおなかから見つかったプラスチックを博物館で展示
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去年8月、神奈川県の海岸で死んでいた鯨のおなかの中から、プラスチックが見つかりました。東京の上野にある国立科学博物館は、この鯨の頭の骨や、おなかの中から見つかったプラスチックなどを見せる展示を始めました。
プラスチックは透明で、3cmぐらいの大きさに折ってありました。広げると7cmぐらいの長さになります。この鯨はお母さんのミルクを飲んでいる赤ちゃんで、間違えて海にあったプラスチックを飲んだと考えられています。博物館では、別の鯨の体の中から見つかったプラスチックもたくさん見せています。
小学校4年生の女の子は「人が捨てたごみを鯨が食べてしまって、かわいそうだと思いました」と話していました。
博物館の人は「海がプラスチックでひどく汚れていることをたくさんの人に知ってほしいです」と話していました。
この展示は、6月16日までです。
単語
[ihc-hide-content ihc_mb_type=”show” ihc_mb_who=”2,3″ ihc_mb_template=”1″ ]鯨
1.海にすむ大形の動物。シロナガスクジラ・マッコウクジラ・セミクジラなど種類が多い。哺乳類で、子は乳を飲んで育つ。
プラスチック
1.熱や圧力を加えて、自由に形を作ることができる物質。特に合成樹脂を指す。使い道が広い。
博物館
1.自然や文化、歴史などについての資料を集めて、人々に見せる施設。
展示
1.品物を並べて、多くの人に見せること。
骨
1.動物の体の中にあって、体を支えているかたいもの。
2.物のしんにする細長い竹や金属。
3.ものごとの中心。
4.へこたれない強い性質。
5.苦労なこと。
透明
1.すきとおっていること。
広げる
1.広くする。
2.大きくする。
3.開く。あける。
4.いっぱいに並べちらかす。
かわいそう
1.気の毒なようす。
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