原発の事故があった福島県大熊町の一部に戻れるようになる
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8年前の原子力発電所(原発)の事故のあと、国は放射線の量が多い所には住まないように言いました。福島県大熊町も住むことができなくなりました。
町では放射線の量を少なくする作業を続けていました。国は、大熊町の一部は住むことができるようになったと考えて、10日から戻ってもいいと言いました。事故があった原子力発電所がある町で初めてです。
町の役場は5月から仕事を始めます。6月には新しい建物で50の家族が生活を始めます。コンビニもできます。
しかし、去年1月に町の人に質問すると「町に戻りたい」と答えた人は12.5%だけでした。事故の前と同じような生活にするためには、産業や教育について考えていかなければなりません。
単語
一部
1.全体の中の、ある部分。
2.新聞や雑誌などを数えるときの、一つ。
原子力
1.原子核がこわれたり(核分裂)、とけあったり(核融合)するときに出る、ものすごく大きな力と高い熱。原子エネルギー。
発電所
1.電気を起こす所。
放射線
1.ウランやラジウムなどの放射性元素がこわれて、ほかの元素に変わるときに出すもの。大量に浴びると有害である。
量
1.かさ。ますめ。
2.ものをはかる。
3.心の広さ。能力の大きさ。
作業
1.仕事をすること。
役場
1.町や村の仕事をする役所。
コンビニ
1.英語の「コンビニエンスストア」の略。食料品や日用品が、手軽にいつでも買えるように開いている、小型のスーパー。