東北地方で大きな地震の可能性「90%以上の所もある」
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東北地方から関東地方の沖の海の底にある「日本海溝」の近くでは、何度も地震が起こっています。8年前には東日本大震災がありました。
地震について調べている政府の委員会は、この場所でこれから30年以内に地震が起こる 可能性を新しく計算しました。
計算によると、8年前と同じマグニチュード9ぐらいの地震が起こる 可能性はほとんど0%でした。しかし、マグニチュード7から7.5ぐらいの地震が起こる 可能性は高くなっています。
青森県の東と岩手県の北の沖では90%以上、宮城県の沖では90%ぐらいでした。茨城県の沖では80%ぐらい、福島県の沖では50%ぐらい、岩手県の南の沖では30%ぐらいでした。
調べた委員会の人は「東北地方ではもう大きな地震は起こらないと考えないで、強い揺れや高い津波が来たときのことを考えて、大きな被害が出ないように準備してほしいです」と話しています。
単語
[ihc-hide-content ihc_mb_type=”show” ihc_mb_who=”2,1,3″ ihc_mb_template=”1″ ]東北地方
1.本州の北東部にあたる地方。青森・秋田・岩手・宮城・山形・福島の六県がある。
可能性
1.その状態になりそうなようす。できそうなようす。
関東地方
1.本州の中ほどにある、太平洋側の地方。東京・神奈川・埼玉・千葉・群馬・栃木・茨城の一都六県がある。
沖
1.海や湖で、岸から遠くはなれた所。
底
1.くぼんだ物のいちばん下の部分。
2.いちばんおく深いところ。
3.ものごとの果て。限り。
日本海溝
1.北海道の南部から相模湾のおきまで、太平洋の海底に細長くできている深い部分。いちばん深い所は8000メートルをこえる。
起こる
1.始まる。
2.生じる。起きる。
政府
1.国の政治を行うところ。
2.内閣。
委員会
1.委員が集まって、相談したりものごとを決めたりする会。
起こる
1.始まる。
2.生じる。起きる。
計算
1.数や量を数えること。
2.式を解いて、答えを出すこと。
3.考えに入れておくこと。
マグニチュード
1.地震の大きさの単位。
起こる
1.始まる。
2.生じる。起きる。
津波
1.地震などのために、大きな波が急に海岸におし寄せてくること。
被害
1.損害を受けること。また、受けた害。
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